食事をする
上の図のように車いすに30分以上深く座ることが出来れば、この姿勢で食べるのが最も安全です。
しかし、母のように途中で崩れる場合は、胸のところにベルトをして上半身を支えます。
なんとか、上半身が支えられていても食事が安全に摂取できる姿勢が十分な時間保持出来るかは別問題なので、十分な時間が取れない場合は右側臥位を選択することになります。
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食後に車いす座位を30分から一時間
食後すぐに寝かしてしまうと、胃の内容物の逆流や痰や唾液の気道への侵入が心配されます。
ですから、食後はベルトを使ってでも車いす座位をとることが理想です。出来ない場合は右側臥位で60度以上背上げした姿勢を30分保ちましょう。

車いす座位は運動です。
母のように、寝たきり状態になっても体を動かし筋肉を使ったり、座位をとって消化器官の内容物を重力によって下方に誘導することは重要です。食後に車いす座位がとれない場合も、時間が取れる時でよいので車いす座位をとりましょう。